club premium woodのコンセプトの元にもなった、
私が非常に感銘をうけた雑誌があります。
「家庭画報」international edition vol.27
Woodland Wisdom
詳細はこちら→http://int.kateigaho.com/issues/archives/20?lang=ja
大学の時、友人から「すごいおしゃれに日本の木を紹介してる雑誌がある!」と教えてもらいました。
(いま思えば、どこで見つけたのだろう?)
日本の木の文化、木工芸の数々、桜についてなど。
アルファベットが書いてあるだけで、なんだか格好良く見える、という効果もありますが、
写真のアングルなども、どこか外国っぽくて、
デザインからして、すごく斬新な切り口で、違う目線で日本の木を見つめられます。
文章もとても素敵です。
日本人である私が英語を読んでいても、とてもわかりやすく、伝わる表現なんです。
最も気に入っている文章がこれ。こんな風に日本の林業を表現できるとは!
In Japan, there are too many stands of cedar, cypress and pines. These have become so much a part of Japanese life and culture that, like wines of Europe, some trees have taken on the name of their place of origin, such as Tenryu-sugi, Yoshino-sugi, and Hita-sugi.
私なりに下手な翻訳をしてみますと、
「日本にはとても多くのスギ、ヒノキ、マツの林がある。これらは日本の生活と文化の一部になっているため、まるで欧州のワインのように、天竜杉、吉野杉、日田杉、といった、産地の名を冠している木さえある。」
ワインでいうところの「ブルゴーニュ」とか「ボルドー」が、「天竜」や「吉野」にあたります。
こう例えると、なんとも分かりやすく、味わい深いですね・・・
海外の方に、日本の林業を説明するときにも、役に立つかもしれない。
ぜひ、おすすめの一冊です。