銘木を買うのはアート作品を買うのと同じ。~岐阜銘木協同組合「全銘展」~

めくるめく木の世界。
お初の岐阜銘協を拝見しました。

 

この日は年に一度の「全銘展」。

ここぞとばかりに、全国から超ド級の銘木が集結します。

杉はもちろん、青森ヒバや、北海道からはセン、カンバの大径木。

また「岐阜はケヤキ」というらしく、ケヤキに関しては日本一集まる市場です。

目の錯覚かと思うような、ケヤキの巨木・・・

自分のものではないのですが、思わず記念撮影!根っこ側から撮った写真です。

 

倉庫の中には、製品も所狭しと並んでいます。

 

競り市の前の日で、全国から買い付けに来られた材木屋さんが、熱心に下見をされていました。

会社の後輩林業女子と行ったのですが、ほかに女子の姿は見当たらず。

よほど珍しかったのか、出会う方が入れ代わり立ち代わり、ご丁寧に木材について解説をしてくださいました。

ビックリしたのはこれです。

パッと見て、なにかの石かと思うような模様ですが、これも「黒柿」です。

「孔雀杢」というそうで、確かに普通の黒色が入っている黒柿と違って、緑がかっていて不思議です。

これの8寸くらいの角材があるんだから驚きです。

 

ほかにもどんどん、木の迷宮をめぐりました。

ケヤキの玉杢。

これは原木の樹皮ですね。(名前が思い出せない・・)

 

 

あまりにも見たこともない木ばかりだったので、

「これは、何につかうんですか・・!」

などと、また考えの足りない質問をしてしまいました。

 

「木は、何に使ったって、いいんですよ。」

 

素材の基本は知ったうえで、自由なセンスで。
その対話が尊く楽しい世界なんだと、教えていただきました。

 

また、ついつい値段が気になって、「これは、おいくらなんですか?」

 

しかし銘木の世界は、アート作品を買い求めるのに似ていて、

人により好き嫌いや評価は変わってきます。

最低希望落札価格はありますし、やはり素性のよい加工しやすいものは単価が上がる傾向ですが、

ほんと、値段はあるような、ないようなものです。

 

いわゆる銘木のマーケットは縮小し、銘木協同組合の数も減っていますが、

決して消えることのない世界だと思います。

 

こんな風に木をオークションにかける文化、日本以外にもあるのでしょうか?

 

商慣習などはまだまだ変えられる部分もあり、違った形で、広がっていく可能性を感じました。

連れて行っていただいたM理事長、本当にありがとうございました。