マジックワード「山に還す」って誰にかえすの?

よくいうけど、

「山に利益を還す」

ってどういうこと?

 

社内で話題になったので、ちょっと、整理してみたいと思います。

 

この魔法のようなキャッチフレーズは、

林学にいても林業系NPOにいても

よく言われることで、

 

なんとなく美しくって

みんなが口ずさむスローガンなのですが、

 

 

①誰に

②どのくらい

③どうやって

 

還すのか?

 

ということをイメージして取り組みたいですよね。

 

①誰に

 

いまの施策やスローガンの主な対象は、

「山林所有者」になっています。

 

所有者に利益が出れば、

山を手入れする意欲がわいて、

間伐が進むだろう。

 

また、かかった造林コストに対して

立木価格が見合わないので、

そこは補填しないと到底プラスにならないから、

ということもあるでしょう。

 

 

しかし

この収支をどのタイムスパンで考えるか

によって意味合いも変わってきます。

(山林所有者はPLよりもBSで考えるべき、という論もあります)

 

 

それよりも、今伐採をしてもらわないといけない、

素材生産業者や林業会社が

儲からないと、そもそも手入れする人がいないよ、

 

という考えもあれば、

 

木の価値を高めてくれる

製材業が盛り上がらないと

ジリ貧になるよ、

 

ともいえるし、

 

いやいや木を消費する工務店や

その施主が大事だ、

 

 

というさまざまな考えに基づいて、

施策が作られたり、

想いを持った人がいろいろな仕事に取り組んでいます。

 

~~~

これの、どれもが正解なんだと思います。

さいごは結局、

 

「 誰を笑顔にしたいのか?」

という自分の気持ちが大事です。

それは、小さいころの体験や、勉強したことや、学生時代の出会いから

自分で感じ取って、考えること。

 

なんとなく

“林業再生のため””山に還すため”というスローガンに振り回されると、

漠然としちゃってわけ分からなくなることもあるのですが、

(あるいは思考停止・・・)

 

いったい自分は、「誰」を笑顔にするためにはたらくのか?

 

ということに尽きると思います。

 

従事してる人数なのか、

市場規模なのか、

それとも衝撃的な一人との出会いなのか、

 

 

判断基準はいろいろあるでしょう。

 

でも、その「誰に」を

自分で考えて決めるってことが、

大事ですね。

 

そして考えつづける。

 

~~~

 

私はというと、全部関わってみて全部おもしろかったので、

全部にかかわれるこのお仕事をしている、

ってことですね^^(笑)

 

だって、欲張ってもいいでしょ?