お盆休みの恒例イベント、旦那さんの地元である、高知県安芸市への帰省です。
今回は、安芸市について少しご紹介したいと思います。
はじめに言っておきますが、あまり林業の話はでてきません(笑)
でも地域を元気にするヒントがいっぱいでてくると思いますので、旅行気分で読んでくださいね。
東京から高知へは、羽田空港からの便が出ています。
東京ってどこへでも直行できて、本当に便利ですね。
ところが今回、ニュースにもなりましたが羽田空港ANAのトラブルで、手荷物を積んでいない状態で離陸。
高知龍馬空港に着いてから「実は積んでいませんでした」と言われるという、
あのトラブルに巻き込まれました。
まぁわたしたちは実家滞在なので、一日くらい荷物がなくても何とかなりましたが、
すぐに要るものや大事なもの、ペット、冷凍食品なんかを預けていた人は大変でしたね・・。
翌日のお昼に宅配で届けられました。
そんなお盆の始まりでしたが、高知市ではじめての「よさこい」を生で見て感動!
強豪チームは、衣装も、振り付けもあざやかで、息もぴったり。
そして笑顔が素敵ですね。私もいつか踊りたい^^
このよさこい、よさこい節と鳴子を使うことだけがルールだと言う(高知らしい)自由度の高さも魅力です。
(太平洋!)
さて主人の実家がある安芸市~室戸市で、いつもドライブしたりのんびり過ごすのですが、
魅力的なスポットが多いのでご紹介したいと思います。
初日に遊びに行った安芸川の上流は、驚くほどの清流。
限界集落とよばれていますが「畑山(はたやま)」というのんびりした集落があります。
行き違いできないような細い山道を、車でぐねぐねと40分くらいかけていくと辿り着く秘境。
遊漁券を持っているお義父さんが網でアユを獲ってくれました。
■はたやま夢楽の「土佐ジロー」(安芸市)
ここ畑山で、幻の地鶏と言われている「土佐ジロー」(土佐地鶏とロードアイランドレッドを交雑)
を飼育し、温泉宿で味わわせてくれるのが、小松さん夫婦が切り盛りする
「はたやま夢楽」です。http://tosajiro.com/
元々は採卵用の鶏ですが、長い期間育てられ、平飼いで元気に育った土佐ジローのお肉は、
味が濃くて引き締まっていて、手羽先など骨をかじってもかみ砕けないくらい、生きているお味がします。
写真は炭火焼用のお肉一式。ネット注文もできるので、ぜひご賞味を!
最近は人気で鶏の数が足りないほどだといいます。
これを食べないとお盆休みは始まりません(笑)
■料亭花月の金目丼(室戸市)
安芸市のおとなり、室戸市はお魚の宝庫。
ちりめんじゃこ漁の安芸市に対して、室戸は昔はクジラ漁で栄え、魚な種類も豊富です。
昔の漁師町の繁華街で食べられるのが、金目鯛の煮つけを載せた「金目丼」。
さいごにお出しでお茶づけにして食べるんです、これが絶品^^
都会で食べたら高級魚の金目鯛ですが、ここでは「足が速いから売り物にならん」
ということで、あまり重宝されないのだとか・・・なんと贅沢。
室戸まで足を伸ばせば堪能できますよ。
ちなみにお魚屋さんの魚もとれたてピッチピチですので、夕飯の食材を買うのもいいですね。
■まる弥カフェ(安芸市)
NHK大河ドラマの「龍馬伝」で印象的だった、もう一人の主人公「岩崎弥太郎」。
実はその生家が安芸市にあり、そのそばで地元の食材を使ったスイーツやカフェを楽しめるのが、
「まる弥カフェ」http://maruyacafe.com/
フルーツや酒粕など、安芸市にはこんなにいっぱい恵みがあることを、教えてくれる素敵なブランド。
じつは地元の林業会社の社長の奥さまが経営されていて、
ここでお茶をしているとばったり社長とお会いして、林業トークになったりします(笑)
促成栽培のハウスが並ぶ田園風景の中で、ちょっと都会風のおしゃれな時間を過ごせる場所です。
お菓子は材料を吟味した無添加の、確かなお味ですのでこちらもネットショップからどうぞ。
■メリーガーデン(安芸市)
こちらは、実家の会社のすぐ近くにある園芸屋さん「メリーガーデン」http://www.merrygarden.jp/
お花の小売から街路樹まで手掛けていますが、最近はじめたのがマンゴーの栽培。
そして園芸店の温室の中にはカフェもあって、安芸市産のマンゴーを味わえます^^
■ふぁーむのアイス(安芸市)
焼きなすのアイスで一躍有名になった「ふぁーむ」http://www.inforyoma.or.jp/akifarm/
最近は、主人の友人である「うみ路」蜂谷君の青のりアイスもラインナップに加わりました。
焼きナス!?と驚かずに、一度ご賞味ください。
焼きなすのクリーミーさが、意外とアイスクリームにマッチしておいしいです。
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ほかにも、土建業から農業に参入した「ハッピーファーム」、
木工で有名な「山のくじら舎」など
まだまだご紹介したいところはあるのですが、
安芸市~室戸の印象はいかがですか?
自然が豊か、山も川も海もある、農業がさかん、というめぐまれた環境がありますが、
そこで起業したり、異業種から新しいビジネスに挑戦したり、
自分で業を興す人が多いことにおどろきます。
いっぽうで、地元に大きな雇用先になる会社はなく、
マーケットも遠い、地元の人口は減る、阪神タイガース一軍のキャンプも来なくなった、
という、自分の頭で考えて動かないと生きていけない厳しさがある。
そんな環境だからこそ、おもしろいビジネスがたくさん生まれているのでしょうか。
ソトモノの力で起業するのもいいですが、地元の人がそれをすでに実践している地域です。
こんな地域なら、というか「こんな会社なら働きたい」と思える企業がたくさん。
もちろん安芸市も室戸市も人口は順調に減っていますが、
いま「地方創生」って言われていることって、
自分の頭で考えて自分で動いて自分で楽しむ人
を、地域に増やすってことじゃないでしょうか?
そんな風に感じられます。
そのために、面白い会社をしっかり地域につくっていきたいですね。
それは私の今の仕事のミッションです。
そこに、私みたいにお嫁さんに来る人(住んでいないけどお金をいっぱい落とす交流人口です)
が増えたらなおよいではありませんか。
地方創生って、いたってシンプルなことかも?
ということでほとんどが安芸市の宣伝ブログでした(笑)