第6回若手林業ビジネスサミットin鳥取「名言集」~コトバたち~

今年も参加してきました、毎年恒例の若手林業ビジネスサミット。

第1回の実行委員長(共同)をしてから、「今年はもういいかな~、いいかな~」と思いながら、結局ぜんぶ参加しています。

しかも鳥取には、「緑の仲間の集い」のコーディネーターを去年まで3年連続でさせていただいたご縁もあり、

みなさんに「たとえフォーラムがなくても、来年も(飲みに)来ますから!!」

と約束していたこともあり、こんな形で果たせたことが最高です。

 

このサミット、有志によるやる気とパワー、そして開催地のご協力の元、

6回も続いているから感激です。

 

 

9月17-19日の三日間、舞台は鳥取県智頭町。

約50名、全国から20代~40代が集まりました。

 

サミットの特徴の一つが、参加者層の幅広さ。

林業、製材、流通、建築、または家具や木工職人まで、川上~川下の人がいて、興味があったりこれから参入したいという異業種の人もいる。

経営者から公務員、学生までごちゃまぜに、とにかく同世代と交流ができる貴重な機会です。

熱い人ばかりなので、いつも飲み会が長くて今回も深夜まで・・・

出張からそのまま参加して疲れていたのか、18度の地酒をごくごく飲んだのが悪かったのか、私としたことが珍しく初日の夜にダウン。

でも翌朝からは山へ。Aさんから差し入れいただいたヘパリーゼで乗り切りました。

(そういえば持ち物に「ウコンの力」って書いてあった。)

 

でもね、ただ飲んで盛り上がるだけじゃないんです、

智頭の森をフィールドに、先輩達の胸を借りて、

知り、学び、自分の考えを口にし、脳みそを激しくかき混ぜ続ける時間が続きます。

 

プログラムの一部をご紹介しましょう。

【石谷林業】原木市場のセリ見学

 

【㈱サカモト】智頭杉の美しいブラインドで知られる製材メーカー

【施業林】施主ツアーなどを行う林分&葉枯らし乾燥

 

【石谷家住宅】林業家の住まい(重要文化財)

 

【みたき園】上質な森林空間での観光・体験

 

【フロントランナー発表会】活動紹介&問題提起

工房このか、タルマーリー、森のようちえんまるたんぼう、地域おこし協力隊、智頭ノ森ノ学ビ舎、大学生、からの発表。

 

【ワークショップ】テーマを出し合い、ディスカッション

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もうここでブログが終わってしまいそうなほどお腹いっぱい盛りだくさんですが、ここから先を読んでいただきたく。

 

 

視察にお邪魔した先で、また講師の方々のお言葉から、そして若手どうしが語り合う中で、

今年は、数々の名言のようなものが生まれたように思いますので、

忘れないようにメモします。

 

林業は、すべて応用問題である。

その土地の風土、山の条件、木の一本一本、どれをとっても同じものがないのが林業。

そのことを、端的に表現されたのが、講師である自伐林業家のA氏でした。

だからこそ、「基本問題が大事である」という言葉とセットになっており、それを学び、考え続けよ、と諭されたように感じます。

 

わしは、息子に使われております。息子の言うとおりに動いております。

これも同じくA氏のお言葉です。これって、なかなか言えないことで、聞いてとても感激しました。

家族経営、親子経営でいつもぶつかる壁は、事業継承やそのタイミング。

これからは変わる環境に合わせてやっていかねばならないから、若きご子息の考えを尊重して、その通りにやってみるというのです。

本当に、なかなか言えないことで、未来志向のお言葉です。

 

林業やっている人は、死なないでください。

林業とは、改めて危険な仕事である。分かっているようで、どうして解決されていないこの問題は、

20代の参加者から提起されました。彼は、大切な家族を林業の事故で亡くしていました。

どこまでも重たい言葉。何よりも基本として、若い我々が一生かけて解決しなくてはいけない課題です。

 

半林半カレー

移住者の多い智頭町。若者の仕事づくりとしても、アルバイト雇用での林業を実践されているOさんから。

彼の会社のメンバーには、カレー屋さん(料理人)をしながら林業に取り組む人も。

そんな林業も、あってもいいんじゃないか!?いや、あるんだ。

 

森のようちえんは、すぐできちゃいます!

フロントランナーで講演いただいた、森のようちえんまるたんぼうの、西村早栄子さんから。

彼女のお話を聞いていると、本当に私でもすぐにできちゃいそうになります。いや、できるんだ。

だって、日本の国土の70%(智頭町は90%)が遊び場になり、教室になる。

森に遊び、学ぶこと。ほんとうは、誰しもが自然にできることなんだ。

難しく考えすぎないこと、若者の特技でしょ?

 

なんで銘木やらないんですか?

これは、懇親会での参加者どうしの会話。銘木屋から、林業家へ。

銘木屋の彼曰く、「銘木」はいま、やれば必ずお金になる自信がある。木が好きな人ほど、ちょっと変わった木を欲しがっているという、確実たる需要を感じている。

でも、山まで伝わっていない。林業家が薪として燃やしている木の中に、とてつもない価値ある木があるかもしれない。

林業家曰く、何が銘木かわからない、やったこともなければ、やれる自信がないんだと。

それならば、手を組もう。お互いの力を合せよう。そのために今夜出会ったんだ。

 

水をつくる仕事。源流の責任。

智頭町の若手林業家たちは、森を学び舎に勉強会を重ねている。

目的の一つが、よい山をつくるための「スキル」と「モラル」の向上。

その根底には、林業は水をもつくる仕事だ、という意識があるようだ。

これには異論もあると思うけど、広く、森をつくること山村に住まうことが林業とすれば、

いま飲んだ水の味も、ビールの味も、私たちの仕事の結果ということ。

そんな「責任」を思い出しました。

 

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ほかにも、私が拾い切れていないこと、まだまだあったはずで、

また言葉にはなっていないけど、行動やしぐさから伝わる、質量のあるシーンがたくさんありました。

 

いわゆる名言たりえるものが、どこから生まれるかというと、

それはどれも、「自分の言葉で」話している、ということで、

お腹の底から湧いてきたコトバが、キラッと光る粒になりはじけて、誰かのお腹の底に沁み込んでいきます。

そんな、自分の言葉でしゃべれる人が増えていけば、林業は楽しくなります。

そういう輪を作って行きたい。

 

台風が近づき、しっとりと雨に包まれた智頭のサミットでした。

一生ものの出会いに感謝。

 

来年の開催地は「富山県」です!

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