林業女子のキャリア論:やりたいことが分かっているなら、遠回りしなくてもいいんじゃない?

林業女子のお仕事選び。色々な業種や職種、道はたくさんあります。

中には、林業を勉強してきたけれども、最初のキャリアとしてあえて異業種を選ぶ人もいます。たしかに、林業にダイレクトに関連することのプロになり極めていく道もあるけど、たとえばデザインや金融、物流など、「林業×○○」でかけあわせて新しいことを生み出すというのは、とても可能性があると思います。

「なにか異業界でスキルを身に着けてから、それを林業界に持ち帰ってこよう」という志を持っている友人が何人もいます。

ただいっぽうで、せっかく林業のことを学んできて林業界に関わりたい気持ちがあるのに、あえて遠回りをするのはもったいないかな、と感じる時もあるのです。
今回はそれについて綴ってみます。

 

だって、女子の20代は忙しすぎ!

特に女性の場合は、これです。とにかく20代が忙しいのです!
就職して、仕事人としてどんどん成長していきたい。さらに、できれば20代のうちに結婚して、出産子育てもしたい。
そんなことって、誰しもが考えることだと思います。
さらには、なんとなく自分でプレッシャーをかけて、迫ってくる30歳の壁というやつ(苦笑)それを考えてしまうと、大学院を出て24歳以上で就職した場合は、なおさらタイムリミットがすぐ来るんです。

女子にとっては、色々と逆算してキャリアを決めないといけない。これってとても現実的な問題ですよね。

特に考えるのが、経験するであろう妊娠出産での仕事のブランクについて。
妊娠出産で仕事から離れる時期が一年とか数年続いたとして、その後に仕事に戻りやすくするためには、その前に何かしらのスキルを身に着けておいたり、業界で人間関係も作っておきたいものです。そのためにも、就職して最初の数年は集中して思いっきりはたらいておくことは、大事なんじゃないかと思います。

以上のようなことを踏まえて、「異業界で数年はたらいてから林業界に戻ってこよう」と考えたとき。林業界に戻ってくる前のタイミングで結婚が重なることも実際多いと思います。異業界ではたらく→結婚子育て→ひと段落してさあ未知なる林業界へ戻ろう!と考えると、けっこうなハードルがありそう。

色んな意味で大事な20代はあっという間。だから就職の時には、自分の年齢と、結婚などのライフプランまで考えた上で、それでも異業界から林業界に戻ってこれるのか、自分のやりたいことをそこから頑張れるのか、ちょっと考えてみてもいいのではないでしょうか。

 

キャリアチェンジも簡単じゃない

じゃあ、結婚のことも考えると、最初の会社(異業界)を2,3年で辞めてすぐに林業界へ転職しよう、と考えるパターンもあります。
たしかにこの理想の通りに行けばいいのですが、周りの知人を見ていると、だいたいちょうど3年目くらいで異動や出向があったりします。会社から期待されている人ほど、気づいたら辞めにくいポジションに持って行かれてた、なんてことも多いみたいです。どんな大きな会社でも人材は宝物ですから、そうやすやすとあなたのことを手放してくれるわけもありません。

キャリアチェンジ(転職)のタイミングというのもなかなか、自分の都合のよい時には来てくれないのも現実でしょう。

 

それでもすぐ林業界に行くのが不安な自分へ

と、色々考えると、最初から林業界に飛び込んだ方がいいかも。

なのになぜあえて異業界を選ぶのかというと、「今のままの自分では林業界の役に立てる自信がない」と思っているからかも。
私自身、林学を出たけど学部卒の時点では林業のことなんて何もわかった気がしなくて、自分の不安に甘えて大学院へ進学させてもらった面もありました。学部を出てすぐに就職し飛び込んでいった同期のことはすごいなと思っていました。

ではいざ、院も卒業して林業・木材業界のコンサルになった!・・ものの、大学院で学んだことなどは、実際はほとんど役に立ちませんでした(苦笑)

大学のいいところは、森林にまつわることを、広く体系立って学べるところにありますが、林業や木材ビジネスの現場で使える実践的な知識とは、やっぱりかけ離れていたのです。就職してからは、現場で知ることの多さに圧倒されました。正直言って、就職してから新しく勉強したことの方がボリュームが多いです。
そして、そもそも知識以前に、人間としてのマナーとか、地味なこともしっかりやり遂げる力とか、段取りの仕方とか、それらがないと仕事になりません。分かっていたことだけど、新米社会人の間は度々打ちのめされますよね(苦笑)
就職したら、まさに1からの(ゼロからの?)スタートという感じでした。

なので、「何のスキルもない自分が就職しても役に立たないのでは」と不安なあなた、それはその通りですwそんなもんだと思った方が気分が楽です。と、当時の自分に言ってやりたいですね。
でも、大学で学んだことも長い目で見ると必ず役に立ってくるはずです。それは時間が経ってから感じました。

そんなわけで、就職などで(おそらく転職でも)、環境を変えて新しいことをするからには、やっぱり一年生からやり直し。大事なのは、それを恐れずに素直に勉強していく気概があるかどうかだと思います。無知の知。開き直ってがんばろう!

 

実は、未熟な自分でも役に立てる

大学で勉強したことなんて、すぐには役に立たない。と、書いておきながら逆のことを言うようですが、実は、未熟な自分でも役に立てることはいっぱいあります。
それは、知識よりも気持ちや行動です。
頭に詰め込んだ「知識」は経験と混ぜ合わせ熟成して自分のものにするのに時間がかかるものです。でも林業が大好き!という気持ちがあれば行動になります。また小さいながらも自分でやってきたことやあたためてきたアイデアというのは、意外とすぐに役立ったり形になることもあるのです。

たとえば、学生時代に趣味だけどプログラミングやデザインを自力でやっていたとか、サークル運営で営業や交渉をしていたとか、林業界でやってみたいアイデアが100個ある!とか。
自分の頭で考えて手を動かしてきた経験や、湧き出すアイデアというのは、けっこう役に立っているように思います(他人を見ても、自分でも)。

あとは、大学の研究や得た知識も、小さいところから役に立って行きます。たとえば業界の人とのコミュニケーション。専門用語や業界ネタなど、共通言語を持っているから距離を縮めやすいはずです。
あとは、山の斜面の歩き方とか(笑)私は林業サークルで山仕事するときに地下足袋で歩き回っていたので、仕事で林業現場の取材をするのにも、すいすいと歩けたのがよかったですwこれも立派なスキルだと思う。

やっぱり、そんな自分の未熟さを重々知りながらも飛び込んでみる勇気って大事と思います。

 

流れが来たら乗ってみる勇気

ここまでまとめてみると、林業が大好きで関わりたい人がそのまま林業界に行くか、あえて異業界へ遠回りするか迷ったら、

・遠回りすることには色んなリスクもあること
・飛び込んでみたら何とかなるってこと

を考えてみてほしいと思います。
だから、「やりたいことがわかっているのに遠回りしなくてもいいんじゃない?」って思います。特に女子はね。

ではなぜ遠回りしてしまうんだろう。
これがとくに偏差値の高い人(京大生などw)に多いんですが・・なんだか考えすぎてるなって人。
考えすぎるあまりに動けない、動きが遅くなることってあります。

せっかく面白そうな仕事ができるチャンスが目の前に巡ってきているのに、あえて遠ざけてしまった人。本当は林業に関わりたいのに、頭で考えた結果「林業に未来はない」と決めつけて、去っていった人。
それでよかったのかどうかは長い目で見ないとわかりませんが、なんとなく自分の気持ちに背いている感じでもったいないなと。

美味しい話や運のいい話はそう転がっていないけど、だからこそチャンスは逃したらもう出会えない。
流れが来たら乗ってみる、身を任せてみる勇気って、自分のキャリアを切り開くのに必要じゃないかな。

 

人生短し。飛び込め乙女。

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