「意識高い系」ではイノベーションは起こせない。ー林業ITハッカソンからの学びー

「林業×ITハッカソン」in岐阜に参加してきました。

http://www.forest.ac.jp/events/hackathon2017/

大学の先輩が森林文化アカデミーの先生をされていて、お誘いいただきましたので行ってきました。何気に初めてのアカデミー、そして久々の再会もあって楽しい時間でした^^

 

自分の得意分野に改めて気づいたハッカソン

ハッカソンというものに興味があって初めての参加でしたが、演習林でのフィールドワークあり、ドローンの実演ありで充実のプログラムでした。

そして普段は出会うことのない「ITエンジニア」の方々の技術を目の当たりにして驚き!!たった1日でデモサイトや画像認識アプリまで作れるんですね。

私はと言うと、「主婦が使える森林管理アプリを作りたい」と思ってやって来たのに、気がついたら「山仕事中の林業男子(独身)に、できたての愛情弁当をドローンで届ける」というサービスを考えてました(笑)

最終的に、4つのアイデアをもとにチームに分かれてハッカソンをやったのですが、うち1つのテーマをこの「ドローン弁当」にさせてもらって、実際に現場ではたらいている林業男子(独身)たちにも意見をもらいながら、サービスを提供する企業になったつもりでプレゼンを作り上げました。

ハッカソンをやってみて思った事。

やっぱり、自分が得意なことや好きなことで役に立つのが一番!ですね。

 

参加する前は、ITについても勉強したいと思って来たけど、けっきょく技術的なことはさっぱり・・・(苦笑)

ただ、その場でチームのみんなと一緒にサービスのCIや価格設定、アプリ画面のラフデザインなどを作りプレゼンできたので、マーケティングをやってきた経験が役立った実感がありました。

ITやドローンの技術があっても、それを実用的なビジネスにしていくにはデザインや使いやすいアプリの設計も必要になってくる。という当たり前のことに気が付きました。

 

自分の得意を大事にしよう。

そして苦手なこと知らないことは、どんどん得意な人に助けてもらおう!

IT分野の方々とのつながりができて、とても有意義な二日間でした。

 

ITの人達に森を楽しんでもらえた

二日間は、交流の時間も楽しく充実していました。

お昼ご飯には近所で取って来た竹で流しそうめん。夜はイノシシ肉や取りたての鮎でBBQ。その辺でマムシを捕まえてきた人もいてお酒にするためにペットボトルに入れてみんなで眺めたり(笑)

森ならではの楽しみがたくさんあって、特にIT分野の人達はおどろきの連続、楽しんでいただいていた様子でした。

 

「ハッカソンって、いつもは殺伐とした空気で集中してやるんだけど、こんなに食が充実してて和やかな空気でやれたのは珍しかった」そうですよ。

自然に囲まれたのびのびとしたアカデミーの環境、おいしいもの、そしてどこかのんびりしてて優しい、林業分野の人達。林業とか森の魅力っていうのも再認識しました。

 

ITの人達が林業にかかわるモチベーションとは何か?というのを考えた時に、

・自分のエンジニアとしての実力を試したい

・課題解決に貢献したい

という動機が多いと思うんですけど、

・林業ってめちゃ面白いネタがあふれてるやん!

ってなってくれるのが理想だなと思いました。

 

「意識高い系」では「課題解決」しかできないらしい

これは懇親会で話していた別の話題なんですが、「意識高い系」ってなんでなんだか気に食わないんだろう?という人がいて、考えてみたのでした。

途中から酔っていて大事なとこ覚えてないおそれがあるのですが・・・

私なりに解釈しますと、「意識高い系は課題解決だけで満足してしまう」ところがあるんだそうです。

 

いまIT分野でも、その技術をいかして社会課題の解決に取り組もうというプロボノ活動がさかんだそうです。福祉や地域振興などでITを使って問題を解決する。それはとても素晴らしいことだと思います。

ただ、「課題を解決しました~」で満足して終わってしまうことが多い。あるいはその課題解決しているということに、普段の業務では実現できない自分の存在意義を見出すというか依存してしまっている節もあるのだとか。それはそれで、win-winかなと思うところもあるんですが・・。

ここでの問題とは、

・「課題解決」していてもどんどん「課題」が追いかけてくる

・ぶっとんだイノベーションが起きない

ことだと思います。

 

いわゆる「意識高い系」の人の思考回路とは、

【何か問題がある】→【解決するためにどうしたらいいか】

という頑張りです。

 

でも・・・

 

「社会的ニーズに応えているだけではイノベーションは起きない。エジソンもライト兄弟も、ニーズもないところから自分の好奇心でイノベーションを起こした。」

というある参加者の言葉が印象に残っています。たしかに言われてみれば、エジソンも「電球が光ったらおもしろくね?」と思って発明しただろうし、ライト兄弟は「空飛べたらすごいやん!」と思って命がけで実験したのでしょうね。

 

社会のほころびを直していく課題解決の役割ももちろん必要。

でも後追いではなく何かをぐっと前進させていくのは、バカみたいな発想かもしれない。「意識飛んでる系」とでもいいましょうか(なんか違)。

課題解決よりも「価値創造」の発想が大事かな。

 

課題解決よりも価値創造へ

今回のハッカソンで出たアイデアの中にも、課題解決型のものもあれば、価値創造型のものもあり、どれも大事な視点で多くの気づきがありました。

 

なによりITという異分野の人達が、これだけ林業に関心を持ち始めているという実感があって、おもしろい「価値」が生まれていきそうな予感がしたのです。

これからもどんどん、いろいろなジャンルの人達が林業とか森林に飛び込んでくるでしょう。その入り口は、

・「林業は課題が多そうだから助けてあげよう」【課題解決】

なのか、

・「林業ってすごい面白い素材があふれてるやん!」【価値創造】

なのか、どちらでもいいとは思いますが、イノベーション的なものを生み出していきたいのなら、後者の考え方を大事にしたいと思う。

私は課題よりも可能性や魅力を伝える立場でありたいかな。

 

「林業ってこんなに面白いんだけど、知らないなんてもったいない!」

「新しい価値になりそうなネタがこんなにいっぱい森にあるよ!」

そのくらいの勢いで、いきたいものです。

 

今回のハッカソンは、そんな魅力を伝えるのにとても充実したな前向きなプログラムでした。

あらためて主催者スタッフのみなさん、楽しい二日間ありがとうございました!

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