ちょっと前ですが、2/17に中目黒楽屋で、北海道のキコリシンガー陣内雄 Takeshi Jinnouchiさんのライブに行ってきました。
■陣内雄さん https://jinnyama.world
陣内さんとは、2013年若手林業ビジネスサミットin北海道の前夜祭(笑)でお会いして以来なのですが、その後TVで葉加瀬太郎さんと共演されたのを見たりしてて、一度その歌を生で聴いてみたいなと思っていたのです。東京にいるサミット仲間も誘って押しかけました。
わたし音楽には疎く才能もないので、当日演奏される共演者の方々がどんだけすごい人かも知らずに行ったのですが、こんな言い方でいいのかわからないけど・・正真正銘のプロでアーティストの方々、というのが音を聞いたらわかりました。
ライブという物自体ほとんど行ったことがないのだけど、この日は楽しくて楽しくて、感動しちゃった。ぜんぶの歌がとてもいい。
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陣内さんのすごいところは、林業もプロだし音楽もプロだということ。
ぜんぶの曲が、山をやっているから書ける曲であり歌える音楽だと思うし、逆に音楽をしているからつくれる美しい山というのがあるのだと思う。
陣内さんの歌を聴いていると森のにおいがして、見たことなくても北海道の森の情景が体に飛び込んでくるような感覚になる。まったく説明臭くないのに。これは私みたいな林業マニアじゃなくても、うっとりしてしまうと思う。
1999年に発売されたCD「北の国へゆこう」も購入しました。iTunesでもゲットできます。
森のことを知りたいなら、森に行こう。行けないなら、陣内さんの音楽を聴こう。
そこら辺のなんちゃって林業PRソングを聞くより、教科書を読むより、陣内さんみたいな本物のアートに触れるほうがいい。アートを通せばこんなにダイレクトに伝わってくるなんて思っていなかった。
「言葉はいらない 山にいるだけ」
って、ライブの終盤に演奏された1曲”CHAINSAW MAN”で歌われていたけど、これだと思った。
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で、陣内さんは別に林業のこと伝えようとか思って歌っているのではないと思います。
「生きる」という曲がすごくグッと来ます。生きるのに大事なことがぜんぶここに歌われていると思う。
その、生きる場所の一つに山がある。
生きることを大事にしているか。林業再生とか気負って仕事ばっかしていても、よく食べ体をつくり、大事な人を大事にすることなくては、それって林業はしてるけど生きているとは言えないのかもしれない。
それはこの1年自分が「仕事」から離れてみて、感じ始めていたことだったかもしれない。だから刺さってくる。
色々な感情にさせてくれる素敵な音楽、これから全国でライブツアーをされるので、各地で聴くチャンスがあります。私ももう一回聴きたいので、4/17京都ライブには行こうかなと思っています。
これを読んでくださったあなたもぜひ、行った方がいい!
今日はそんな大事な仲間の紹介でした。