「木育」ってご存知ですか?
最近、林業や木材業界ではブームとなり、よく聞く「木育(もくいく)」ということば。
ご存知ですか?
食育などと並んで、木にまつわる教育活動のこと。
木育ラボさんのwebによると、木育とは、「木が好きな人を育てる活動」。
ポイントは以下の5つとのことです。
画像引用元:http://mokuikulabo.info/about/
業界サイドとしては、木のよさを広めて需要を高めたいという希望も含んでいますが、木育を受ける側の人にとっても、木で心や暮らしを豊かにするという効果が見込まれています。後者を第一にしながら両立させるのが本来かなと、私は理解しています。
最近では自治体が赤ちゃんに木のおもちゃをプレゼントする「ウッドスタート」制度が各地で始まったり、木のおもちゃで遊ぶ木育キャラバンの巡業、木育サミットなど、業界団体でも盛り上がりを見せています。
ですが、小さなサークル活動や家庭での取り組みも数多くあるんですよ。
木育ユニット「もくもく」さんとのランチ会
先日、友人が主催している「木育ユニットもくもく」さんと、林業女子会@東京との合同ランチ会が都内でありました。
■木育ユニットもくもく:https://ameblo.jp/mokuiku-mokumoku
合同といっても、もくもくのメンバーも林業女子会に入っていたり、女子会のメンバーで親子参加があってすっかり馴染んでいたり、まぁ垣根がない感じはいつもの通りで(笑)
池袋のレストランでお話ランチ会から始まり、ランチ後は近くの公園でお花見をしました。
もくもくさんの恒例メニューということで、木にまつわる本の読み聞かせも。本日のテーマは「桜」。
今回は、林業女子会のメンバーであるYさんと私が読み聞かせに挑戦!二人ともまだ子供がいないこともあって正直不慣れなんですが・・・みんないい子で聴いてくれてよかったわ(笑)
こう見ると結構まじめなカッチリした活動に見えますけど、この日の私のお気に入り写真は↓ですよ。
そう、木育とは・・・
走り回る子たちを見守りながら、お母さんが桜の下で木のコースターやレモンビールなどを楽しむことなのだ!と(笑)
周りはみんなお花見客、公園内のカフェではビールや焼き鳥が売られていい匂い。これは、お母さんも昼からちょっと嗜むしかありませんよねっ(嗜んだのは子連れでない女子会メンバーと、一部のママでした)。
一応、話のネタに木のおもちゃとか小物は持ってきたんですが、子どもたちがそれで遊んでいるのはそこそこの時間だけ。あとは公園のアスレチックに遊びに行っちゃいますから・・・本当は、木のものを楽しみたいのはお母さんたちなのかもしれませんね。
これが、本当のところ。
木はきっかけであって、春うららの素敵な一日を楽しめたらいいじゃないですか。
今日の子ども達に果たして木のよさが伝わったか?というと不明ですが、木に触れてリラックスしているお母さんの顔を見ることこそ、子どもに何かいいものが伝わってると思いました。
私も子ども達のエネルギーに圧倒されながらも、元気でゆるゆるで、いい一日でした(^o^)/
「木育」が「木教」じゃない理由
「木育」はこういう目的でやりたい、と思ってプログラムを作ったとしても、きっと、
子どもの発想や関心も、木の可能性も、いつも予想を超えていくものだと思います。
まじめに頭で考えて取り組むのもいいのだけれど、肩に力入ると重心が浮いちゃいますから。
本当は、肚に落ちることで腹の底から笑うとよいのです。
「教育」には「教」「育」と2つの意味がありますけど、のびのびと感性や素質に任せてやるコーチング的な側面が、「育」ですよね。
「木育」は「木教」じゃないですから、やっぱりそちらが真実なんだと思います。
そんなことが腹に落ちた経験になりました。
そうそう、私も個人的に木育活動していますよ。
最近は友人に赤ちゃんが生まれると、木のおもちゃをプレゼントしている、木育おばさんです(笑)でも「木がいい」という価値観を押し付けようとは思いませんし、本当にかわいくていいなと思うおもちゃを厳選しております。
意外なのは、「子どもが木のおもちゃを舐めると木のいい香りがぷ~んとしてリラックスできるw」というお母さんへの効果だったりね。やっぱり予想を超えていきます。
もくもくさんのゆるやかな活動のように、近年の木育ムーブメントが、楽しくいい方向に行くといいなと思っています。
ありがとうございました。
この日の様子はもくもくさんもブログに書かれているので、ご覧ください♪